『FAX』 

 

 

 

今から3年ほど前のことです。我が家の電話機は、ファクシミリの機能が付いていない、ごく単純な電話機なのですが、いつの時からか、FAXと勘違いされてしまい、何度もFAX音の電話が、かかってくるようになりました。一日に一度、というわけではありませんが、一週間にだいたい2~3回の割合でかかってきました。電話の呼び出し音が鳴ると、とりあえず、「もしもし」と言って、受話器を取るのですが、FAXの場合、「ピーッ」という音だけが聞こえてきます。 

 

そんなことが、一ヶ月近く続き、「さて、どうしよう?困ったな」と、思い、とりあえずと言ってはなんですが、神様にお祈りしてみることにしました。けれども、一向に止む気配がなかったので、NTTに連絡をして、対応方法について聞いてみることにしました。そこでアドバイスくださったのは、ナンバーディスプレイに加入することでした。「その番号を登録しておいて、その番号の時には出なければいいので、便利な機能でしょう」ということでした。たしかに、一瞬、良い方法かなぁとも思ったのですが、月々の支払いが何百円かアップするとのことでしたので・・・しかも、我が家は、そんなに電話が頻繁にかかってくるわけではないので、他に何か良い案はないだろうか?と思って、もう少しお祈りすることにしました。

 

それから、さらに数日経って・・・レムナントキリスト教会の礼拝の中では、グループごとにお祈りをする時間があるのですが、その時に事情を話して、みんなでお祈りをしていただきました。そして、その週、インターネットを通して、ある方法を示されました。それは、「ピーッ」という音が鳴ったときに、「この電話はFAXではありません、間違えていますよ」ということを電話口で伝えてあげるといいですよ、ということでした。その直近に、ちょうど電話が鳴ったので、早速実践してみました。すると、それからピタリと、FAX音の電話が、かかってこなくなりました。

 

聖書の中に、「もし、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。」(新約聖書〔新改訳〕:マタイの福音書18章19,20節)という言葉があるのですが、この一件を通して、神様がわざを起こしてくださったと、そんな風に思いました。もちろん、一人でお祈りをしても、神様は叶えてくださいます。でも、ふたり以上だと、さらに神様の力が働きやすいということを、この聖句は言われているのではないかと思います。今回のことに関して、教会の人たちとのお祈りを通して、主がベストな解決を与えてくださいました。主の不思議な偉大な御わざをほめたたえ、感謝します。