No.13 「祝福」って何?

 

 

 

◇◇クリスチャンがよく言っている「祝福」の意味合いとは??◇◇

 

 

 

今さらではありますが、聖書で言われている「祝福」について話したいと思います。また、クリスチャン同士でも、よく、「恵みと祝福がありますように!」なんてことばを交わします。「祝福」と言うと、どんな風に思いますか?暮らしの向きが良くなるとか、地位や名誉を得られるなんていうことを思い浮かべますか?たしかにそれらのことも一面の祝福ではあります。でも、それはこの世に限定されるものであって、永続するものではないのです。よく、こんな話を聞きますよね。「死ぬ時には何も持っていくことができない」と。こういうことは聖書にも書いてあるのですが、神さま(イエスさま)を知らないこの世の人、未信者の人も知っていることです。そうなんです、たとえ大金持ちになろうとも、ノーベル賞を受賞しようとも、死ぬときにはすべて置いていかなければいけませんよね。後の世に何かを持って行った人がいる、なんてことを耳にしたことは一度もありませんよね。要するに、この世のことは、生涯を終えたらすべてパァーになるのです。身もふたもない言い方で恐縮ではありますが、生きている間限定のもの、つまりどれもこれも、一時的なものなのです。聖書を何度か読むと分かるのですが、私たちクリスチャンの本番は「後の世」なのです。しかも「後の世」はこの世とは違って「永遠」なのです。たとえ100歳まで生きようとも、比べものにならないくらいに長いのです。終わりがないのですから。ですからそこに焦点を当てて「祝福」を求めていく人こそが賢いのです。

 

 

 

さて、話は少しずれましたが、今述べたことを通して何を申し上げたいのか?と言うと、私たちクリスチャンは聖書の観点で、もっと言うなら永遠の視点で「祝福」ということをとらえなければいけないのです。絶対にそう思うべきだ!なんてことは申しませんが、「ああ、そうかもな?」とほんの少しでも思われるのでしたら、ぜひお祈りの中で求めていかれると良いと思います。色々と回りくどい言い方になりましたが、聖書で言われている祝福とは、「平安」です。「ハァ?何それ?」と思うかもしれません。でも、このことは聖書で言われていることなので、よろしければ聖書箇所を見てみましょう。

 

 

 

〔聖書箇所〕ヨハネの福音書14:27

 

14:27 わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。

 

 

 

上記のことばは、イエスさまが最後の晩餐で弟子たちに言われたことばです。「平安を残す」とイエスさまは言い、さらに「平安を与える」と言いました。しかし、それは世の中が与える平安とは違うということも言いました。「平安」とは、国語辞書を引くと、「無事でおだやかなこと」と書かれています。たしかにそれも一理あります。でも、「世の中」とは違う、ということをイエスさまは言ったのです。具体的には何か?と言うと、これは著者の想像ではありますが、「神さま(イエスさま)との平和」を意味しているのではないか?と思うのです。つまり、いつでもどんな時でもイエスさまが共にいてくださると、そんな意味合いなのでは?と思います。そうなんです、ズバリ言うと、イエスさまがいつも一緒にいてくださることが、「祝福」なのです。「そんなぁ、目には見えないじゃない?」と納得できない方もいるかもしれません。たしかにおっしゃる通りでありまして、イエスさまが共にいてくださるということは、一見「祝福」には見えないのかもしれません。でもね、もし、このことを疑いなしに、そのまま信じて祈り求めていくなら、理屈抜きで著者が語ったことを理解するようになります。そしてそのすばらしさを一度味わったら、二度と手放したくない!と、思われると思います。寝ても覚めても、そしてどんな状況であっても、イエスさまが共にいてくださること、それが「祝福」なのです。しかもこの「祝福」をゲットし続けていくのなら、それは地上のみに終わるのではなく、永遠に続くものなのです。すばらしいですよねっ!

 

 

 

そしてその「祝福」をいつもいただくためにはどうすればよいのか?と言うと、神さま(イエスさま)の言うことを素直に聞き入れていくことです。いくら「祝福」を求めても、神さま(イエスさま)が語っていることに反発したり、背いたりしていると、神さま(イエスさま)のほうでも、私たちのことを拒否してしまいますので・・・そうなると、去ってしまわれるので、気を付けていきたいと思います。なので、もし、神さま(イエスさま)のご意向に沿わないことをしてしまったときには、すぐに神さま(イエスさま)に謝って、赦していただくようにしましょう。そうするなら、神さま(イエスさま)はあなたと共にいてくださいます!

 

 

 

この文章を読んで、そういった「祝福」をもらってみたい!と思われた方は、ぜひ祈り求めていってください。そして「祝福」を得たら、ひたすら神さま(イエスさま)の言うことに従って、「祝福」に留まり続けていくようにしていきたいと思います。